MINI・VW・アウディ・BMW・ベンツ・FIATなど、輸入車の車検・整備・修理施工事例をご紹介。
STEP MOTORSの株式会社AITEN |受付工場 〒673-0434 兵庫県三木市別所町小林476-5
これまでの実績5,000件以上の事例の一部をご紹介します。
STEP MOTORSでは、国産車のみならず、輸入車の鈑金・修理・塗装を得意としています。
世界のほぼ全てのメーカーに対応しているから、あなたのご要望にもきっとお応えできます。
いつもご利用ありがとうございます。
この度は車検のご依頼でご入庫いただく予定でしたが、
お越しになる途中でエンジン不調が発生するというハプニングがありました。
車検の前にそちらを先に作業させていただきました。
言葉で表現するとエンジンが片肺になっているという状態でした。
作業の前にまずボディを養生し故障診断に取り掛かりました。
当初は点火系統を疑いコイル類をチェックしていました。
アナログ的ですが、点火しているか目視で確認し点火系統の異常ではないと判断しました。
次に燃料がエンジンに送られているかをチェックしたところ
右バンクに燃料が送られていないことが分かりました。
燃料ポンプは左右バンク独立して配置されており、
右バンクの燃料が送られていない状態です。
制御側の異常か、燃料ポンプ側に異常かをチェック。制御側は異常なし。
燃料ポンプ本体の故障と判断し、交換のお見積りをさせていただきました。
協議の結果、左右の燃料ポンプの交換に決定。パーツを発注しました。
パーツの到着まで時間がかかる為、車検に関する部分を先に点検しました。そちらのレポートは別でお知らせいたします。車検に関する部分のチェックを済ませ、
燃料ポンプの交換準備に取り掛かりました。
燃料タンク廻りの作業は車体下部からになります。
アンダーカバーを取り外したところです。まず燃料を抜き、
シフトロッドの取り外しやホース類を取り外しタンクを降ろしていきました。
シフトロッド廻り他、数カ所にマーキングがあり
元々なのか、以前に手が入っているのでしょうか?
組付け時の参考にはなりました。
細かい部分の分解が済み右タンクが降ろせました。
こちらは左タンクです。
弊社の設備の関係上リジットラックで車体を浮かせ、
車体の下に潜っての作業になりましたが、思いのほかタンクが軽く
それほど苦にはならずタンクを降ろせました。
両側のタンクを降ろした画像になります。
タンクが降ろせたので本題のフューエルポンプの交換に取り掛かりました。
フューエルポンプユニットを取り外し、フューエルポンプ単体になるまで分解しました。
左がフューエルポンプ単体。右がポンプケースです。ネット等に良く挙げられている状態と同様でポンプユニット内部はタール状のものが溜まっており、
一目見て不具合の原因とお分かりになると思います。
タール状のものはポンプ廻りに取り付けられているゴムのパーツが溶けたものになります。これらを清掃し新品パーツを組付けていきます。
組付け前にポンプ単体で作動テストを行いましたが全く作動しませんでした。
ちなみに左側ポンプは作動しました。
タンクの底部にもゴムパーツの破片が残っており清掃しなければなりませんでした。
タンク側の清掃は簡単でした。
ポンプケース側の清掃は解けたゴムパーツの除去に相当時間がかかりました。
なんとかここまで清掃できましたが、新品ほどきれいにはなりませんでした。
左側に関しても同じ作業を行いました。
左側清掃後です。
こちらが交換するフューエルポンプとゴムパーツです。
フューエルポンプトップカバーは当初のご要望と協議の結果により
アルミ製を選択しました
左右ポンプユニットの組み立てが終わり、タンクに装着しました。
装着後です。
この後タンクを車体に装着していきますが、タンクに関係するホース類、
パッキンをこちらの判断ですべて新品にさせていただきました。
作業性を考え、車体に搭載する前に替えれるパーツは替えておきます。
車体への搭載は分解と逆の順序になり、画像はありません。
搭載後フューエルフィルターも交換し
エンジンがスムーズに作動することを確認し作業後のチェックをしました。
チェック中にこの度正常になった方のフューエルホースから燃料漏れが分かり、
追加で作業をさせていただきました。パーツの欠品や納期の関係上、
全数交換はせず現在不具合のある一本のみ交換しました。
画像のブルーのパイプが漏れていたホースの一部です。
新品と取り付けられていたホースです。
交換完了です。
もう一度チェックをし異常がないことを確認し燃料廻りの作業を終えました。
この後車検整備に移りました
車検整備に関する部分は以前にご入庫いただいたときにおおかた済ませておりましたので簡単な消耗品の交換と、各部のチェックで済ませることが出来ました。
車体下部、エンジンベルト廻り点検
前後足回り点検
ブレーキパッド残量チェック
エンジン周り点検
エアエレメント点検清掃
スパークプラグ交換
新旧比較しています。
取り外してみて、一本のみ他と状態が違うものがありました。
プラグのワッシャの部分のつぶれ具合が違います。
閉まり切っていなかったのでしょうか?
新品組付け時にはしっかりと確認して組付けました。
プラグコードは再使用です。6本で1セットです。
エンジンオイルとオイルフィルターを交換
エンジンオイル充填後、作動温度にて油量を調整。全交換作業終了としました。
この後検査ラインを通過し車検作業の完了とさせていただきました。
今回も貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
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