O様　BMW R50　ミッション診断レポート

252306　km

この度はご入庫ありがとうございました。

ミッションの異音等の診断作業に取り掛かって参ります。

走行に支障が出る程の異音でした。ミッションから異音がしてるので分解して診断させていただきます。

エンジンを取り外す作業に取り掛かって参ります。

フロントバンパー等取り外した状態になります。

エアコンコンデンサー、ラジエター、コアサポート等が歪み、割れが見受けられます。

今回はミッション、オイル漏れ作業になるのでこちらは保留しております。

ミッションオイルを排出した様子になります。

鉄粉が多量に磁石に付いておりました。

ミッションオイルも鉄粉まみれになっておりました。

サブフレームを取り外す作業になります。

サブフレームを外した状態になります。

こちらもオイル漏れが見受けられましたのでシール類の交換作業を行って参ります。

サブフレームを外した状態になります。

ここからエンジン、ミッションを外して参ります。

エンジン、ミッションを切り離す状態になります。

車輛からエンジン、ミッションを切り離した状態になります。

ここからミッションを外して参ります。

ミッションを切り離した状態になります。

ミッションケース単体になります。多量のミッションオイルが見受けられます。

ミッションのメインシャフトになります。スリーブがズタズタになってました。

クラッチレリーズを外した状態になります。

ガイドスリーブを外した状態でメインシャフトにかなりのガタがあったので内部を確認したところ、

ボールベアリングが半分以上無くなっていました。

ミッション内部に入り込んでいる為、再利用は不可の状態でした。

ここのボールベアリングが無い影響でメインシャフトにガタが生じておりました。

リビルトのミッションASSYの交換作業に取り掛かって参ります。

新しい部品のクラッチディスク、レリーズ、フライホイールになります。

こちらも交換させていただきます。

既存のクラッチASSYと新しいクラッチASSYになります。

古いクラッチは完全にすり減っておりました。

クラッチプレートにオイルもしみ込んでおりましたので、交換させていただいております。

フライホイールも交換履歴が無く、焼き付いておりましたので交換させていただいております。

フライホイールを規定トルクにて締め付けております。

クラッチプレートも規定トルクにて締め付けております。

クラッチ側が組付け完了致しましたので、リビルトミッションASSYを組付けて参ります。

シフトケーブルホルダー等は再利用の為、新しいミッションケースに組付けて参ります。

同時にエンジンが外れているので、オイル漏れ修理も行って参ります。

タイミングチェーンのカバーよりオイル漏れがあったのでガスケットの交換作業に取り掛かって参ります。

タイミングチェーンカバーを取り外した状態になります。

各タイミングチェーンカバーのガスケットを交換して参ります。

次に、エンジンオイルフィルターハウジングのガスケットの

オイル漏れの修理の様子になります。

タペットカバーのガスケットの交換作業様子になります。

タペットカバーのガスケットを交換させていただきます。

クーラント漏れもありましたのでこちらも交換させていただきます。

ヒーターホースのコネクションピースが完全に折れておりました。

同時にサーモスタットが開いていなかったのと、ラジエターキャップの密閉不良で、

オーバーヒート気味になってましたので交換させていただきます。

パワステオイル漏れもありましたので交換させていただきます。

パワステのリターン、インテーク、プレッシャーパイプホース一式

漏れておりましたので交換致しております。

交換させて頂いたパワステホース及びガスケット類になります。

フロントブレーキパッドも2ミリ前後になっておりましたので

ディスクローター共に交換させて頂いております。

新旧のフロントブレーキ一式になります。

ブレーキ関連の為、規定トルクにて締め付けております。

リヤブレーキに関しては、１ミリ前後になっておりましたので、

こちらもディスク共に交換させていただいております。

リヤ側のブレーキ関連を交換した状態になります。

こちらも同様、ブレーキ関連の為、規定トルクにて締め付けております。

エンジンオイルパンガスケットからもオイル漏れがありましたので

こちらも交換させていただいております。

新しいエンジンオイルパンガスケットに交換させていただいております。

オイル漏れ修理等全ての作業が完了致しましたので、エンジンの復旧作業に取り掛かって参ります。

こちらはエンジン、ミッションが車輛に乗った状態になります。

エンジン、ミッションが乗った状態になります。

ここから、サブフレーム等を元に戻していく作業になります。

復元作業が完了後、エアコンの真空引きを実施。コンデンサーは曲がっておりましたが、

現状エアコンは効いている状態になります。

クーラントのエア抜きも実施しております。

センターナットの締め付けを規定トルクにて締め付けております。

ホイルナットナットも規定トルクにて締め付けております。

最終専用テスターでエラーのチェックを実施

エラーが無い事を確認してからロードテストを実施

最終関連するエラーは見受けられませんでしたが、ラムダセンサーの後ろ側にエラーが入ってました。

一旦は様子を見て、エラーが出るようでしたら交換をお勧め致します。

この度はご入庫ありがとうございました。