S様　BMW６　F06　エンジン警告灯診断レポート

141470　km

この度はご入庫ありがとうございます。

エンジン警告灯診断作業及び各所交換作業に取り掛かって参ります。

先にバッテリーの交換作業に取り掛かって参ります。

製造年月日より4年経過しているので交換させて頂いております。

バッテリーの交換様子になります。

これよりエンジンオイル漏れ修理作業に取り掛かって参ります。

警告灯の原因としてエア漏れもございますので、先にタペットカバーガスケット、

オイルフィラーキャップの交換を行って参ります。

上部カバー及び各補器類を取り外した様子になります。

同時にアンダーガードにもオイルが溜まっておりましたので、清掃を行っております。

各所エンジンオイルが溜まっておりました（特にマフラー付近）ので、清掃を出来る限り行っております。

洗浄油を使用して清掃しております。

タペットカバーガスケット交換の際、スパークプラグも交換させて頂いております。

新旧比較したスパークプラグの端子部になります。

プラグギャップがかなり大きくなっておりました。

スパークプラグ交換後、規定トルクにて締め付けております。

エンジンオイルフィラーキャップも交換形跡が無くオイル漏れ跡もあり、エンジン警告灯

の原因にもなるので今回は同時交換させて頂いております。

締め付けが甘く、Oリングも硬化しておりましたので交換しております。

各ヒューエルハイプレッシャーパイプ等取り外して

タペットカバーが外れた状態になります。

エンジン側もタペットカバーガスケットが接する部分及びオイル飛散している箇所を

キレイに清掃を行い、脱脂して参ります。

タペットカバーもキレイに清掃を行っております。

タペットカバーガスケットを取り外した状態になります。

ガスケット自体かなり硬化しており、本来のガスケットの効果は殆ど無い状態になっていました。

タペットカバー側、エンジン側共に清掃を行い、ガスケットを組み付けて復元

作業を行っております。タペットカバーのボルト全て規定トルクにて締め付けております。

ヒューエルハイプレッシャーパイプも特殊工具を使用して

規定トルクにて締め付けております。

各補器類を全て組付けて復元作業を行っております。

交換作業完了後、エンジン始動を行いオイル漏れのチェックしております。

同時に清掃しきれていない部分も確認して、清掃して参ります。

次にリヤのブレーキパッドの交換様子になります。

左リヤの内側のブレーキパッドが無い状態でした。

取り外したブレーキパッドになります。

新旧比較したブレーキパッドの様子になります。

ディスクローター部も鉄同士接触して接地部がガタガタになってました。

ディスクローターの拡大図になります。

検証の結果として、ブレーキピストン、キャリパーガイドスライドピン共に正常で、

社外品のキャリパーカバーがボルト止めで押し切れず内側だけ効いている状態の可能性があるので、

今回社外品ノブレーキキャリパーカバーは取り外しております。

キャリパーのスライドピンの様子になります。

錆、固着等ございませんでしたが、キレイに清掃を行い、グリスアップを行っております。

ブレーキパッド、ディスクローター交換後、全て規定トルクにて締め付けております。

キャリパー部も規定トルクにて締め付けております。

組み付け完了状態の様子になります。

反対側も同じ作業を行っております。

作業完了後、リヤホイールを規定トルクにて締め付けております。

作業完了後、専用テスターを使用してエラーが無い事を確認してロードテストを実施しております。

入庫時の走行距離が141716kmになります。

ロードテストを1時間以上、25キロ以上長期的に走行を行っております。

ロードテスト後、再度テスターを使用してエラーが再点灯していないか確認しております。

再点灯は現在ございません。作業は以上になります。

この度はご入庫ありがとうございました。