M様　FIAT　500　LLC漏れ修理作業レポート

60914　km

この度はご入庫ありがとうございます。LLC漏れ、フロントブレーキパッド

一式交換等の修理作業に取り掛かって参ります。

各ご用命事項を順番に点検、確認をして参ります。

先にブレーキパッド及びディスクローター交換作業に取り掛かって参ります。

ブレーキパッドの拡大図になります。

ディスクローターの先端部及び表面が削れておりましたので交換させて頂きます。

今回交換させて頂くブレーキ関連一式になります。

ブレーキ関連を取り外した状態になります。

新品のブレーキパッドと比較した様子になります。

ブレーキパッド、ディスクローターが組み上がった状態になります。

反対側も同様に組み上がった状態になります。

ブレーキパッドセンサーも新しい部品に変わっております。

センサーはブレーキパッドと一体となっているブレーキパッドとなります。

次にサーモハウジングケースASSYの交換様子になります。

見えずらいので、バッテリーケースを取り外した状態になります。

新しく交換させて頂くサーモハウジングケースASSY及びラジエターアッパホースになります。

新旧比較したラジエターアッパホースとなります。

ホース全体に少し硬化が見受けられました。

新旧比較したサーモハウジングケースになります。

外的不具合は見受けられませんでしたが、ホースの付け根の一部分が

プラスチック出来ており、劣化の対象にもなるので交換させて頂きます。

サーモハウジングケースASSYを取り外した状態になります。

サーモハウジングケースASSYが組み上がった状態になります。

次にタイミングチェーンケースを取り外していきます。

インテークマニホールド及び各補器類取り外した状態になります。

先にラジエターロアホースを取り外しました。

新旧比較した様子になります。こちらもアッパホースと同様、ゴム類なので

少し硬化が見受けられました。

タペットカバーを取り外した状態になります。

液体ガスケットが付着しているので清掃も実施致します。

次にエンジンオイルパンを取り外した状態になります。

こちらも同様に液体ガスケットが付着しているのできれいに取り除いて参ります。

次にウォーターポンプカバー及びウォーターポンプを交換している様子になります。

こちらもきれいに清掃を行って参ります。

ウォーターポンプを取り外した状態になります。

ウォーターポンプの拡大図になります。

ウォーターポンプ自体LLC漏れがありましたので交換しております。

タイミングチェーンケースを取り外した状態になります。

黄色で丸をしている部分、こちらが今回LLC漏れを一番起こしていた部分になります。

タイミングチェーンケースを取り外してアクセスできる部分の為ここまで取り外しております。

拡大図になります。

液体ガスケットをキレイに清掃を行い、再シーリングをして参ります。

取り外したタイミングチェーンケースになります。

こちらもきれいに清掃を行って参ります。

同時にフロントのクランクシールも交換させて頂きます。

新しいフロントクランクシールになります。

タイミングチェーンケースの清掃後、組付けを実施。

内燃機関部の為、各ボルトのトルク管理を行っております。

タイミングチェーンケースが組み上がった状態になります。

そのままエンジンオイルパンも同様に各ボルト類トルク管理を行っております。

クランクプーリーの締め付け様子になります。

こちらも同様にトルク管理を行っております。

復元作業がほぼ完成致しましたので、LLCの真空引き及び、チャージを実施して

参ります。負圧を用いて作業に取り掛かります。

LLC漏れもチェックしております。漏れていれば真空出来ないので

ここではしっかり真空を保持しております。

LLC補充後加圧テストも実施しております。

加圧した状態で漏れもチェックしております。

負圧、加圧共に保持しております。

最終エンジンオイルパン再シーリングを行っておりますので、エンジンオイルも補充しております。

今回、オイルパン内は全くオイルが無い状態でしたので3リットル程オイルが入りました。

油脂類補充後エンジン始動を実施。漏れ等をくまなくチェックを行い、テスターでエンジンの不具合が無いか確認しております。

30分以上ロードテストを行い再度エラーが点灯しないかテスターでチェックしております。

ロードテスト後もリフトアップを行い下廻りのチェックを実施しております。

不具合は改善致しました。この度はご入庫ありがとうございました。