N様　Citroën　DS5　タイミングチェーン一式交換レポート

89977　km

この度はご入庫ありがとうございます。

タイミングチェーンASSYの交換作業に取り掛かって参ります。

今回は、タイミングチェーン一式交換させて頂きます。

早速タペットカバーを外して参ります。

タペットカバーが外れた様子になります。

エンジンを固定位置にする為、特殊工具を使用してクランク側を固定しております。

次にカムシャフト側を、特殊工具を使用して固定しております。

赤丸の部分が特殊工具を使用している様子になります。

現状タイミングが完全に狂っており、特殊工具が入らない状態になっておりました。

インテーク側のタイミングを戻して特殊工具がきっちり入るように実施しております。

これよりタイミングチェーン一式交換作業に取り掛かって参ります。

カムシャフト、クランクのタイミング位置をキレイに出した結果、タイミングが

完全にずれてしまっておりました。

タイミングチェーン一式交換際にクランクプーリー、フリクションホイールを

はずさないとアクセス出来ないので取り外して参ります。

右フロントタイヤハウスを外して作業を行っております。

各プーリーが外れた様子になります。

右エンジンマウントを切り離してこれよりタイミングチェーンを外して参ります。

原因はわかりませんが、タイミングチェーンガイドレールピンが緩んでおりました。

こちらも交換部品対象なので交換致します。

今回使用するタイミングチェーン一式になります。

再利用不可のボルトは全て交換させて頂きます。

今回、お客様ご自身で持ってきたタイミングチェーンと純正タイミングチェーンを

比較した様子になります。長さや、テンショナーの固さも全然違うので、

今回純正品を使用しております。

新旧比較したタイミングチェーンになります。

これより組み付けて参ります。

各タイミングチェーンガイドレールピン3本を規定トルクにて締め付けております。

こちらのピンも規定トルクにて締め付けております。

見えにくいですが、タイミングチェーンも規定トルクにて締め付けております。

タイミングチェーンがついた様子になります。

カムシャフトプーリーも塑性ボルトの為、新しいボルトに交換しております。

インテーク側のカムシャフトプーリー（VANOS）も新しいボルトに交換して

規定トルク、アングルにて締め付けております。

2回目はアングル（角度締め）を行っている様子になります。

クランク側も規定トルク、アングルにて締め付けております。

これより復元作業に取り掛かって参ります。

タペットカバーも全て規定トルクにて締め付けております。

締め付け順序も厳守しております。

 作業完了後、外したホイールも規定トルクにて締め付けております。

その後テスターを使用してエラーの消去を実施。

エラー消去後、現状の走行距離でロードテストを実施しております。

1時間以上、10キロ以上ロードテストを実施しております。

作業は以上になります。この度はご入庫ありがとうございました。

 

 

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